その研修、助成金の対象?
8つの質問でチェック
AI研修に使える「人材開発支援助成金(事業展開等リスキリング支援コース)」は、令和8年8月3日の改正で、プロンプトの一般的な書き方を学ぶだけの研修が対象外になりました。御社の研修が対象になるか、質問に答えるだけで確認できます。
助成金の対象になる研修の8つの条件
上のチェックは、次の8つの条件をもとに判定しています。どれも厚生労働省のパンフレット・支給要領(令和8年8月3日版)で定められている要件です。
- 雇用保険に入っている従業員が受ける
- 対象は雇用保険の被保険者です。役員(従業員を兼ねていない人)や、雇用保険に入っていない短時間のパート・アルバイトは対象になりません。
- 研修時間が合計10時間以上
- 休憩などを除いた実際の訓練時間で数えます。10時間ちょうどは対象です。
- 自社の特定の業務に直接つながる内容
- 令和8年8月3日の改正で、汎用的なプロンプトの作り方を学ぶ訓練や、DXの概念・デジタル技術の概要を学ぶ訓練は対象外になりました。「〇〇部門の△△業務でAIを使う」といった、具体的な業務に当てはめる内容が求められます。
- 受講者がその業務を担当している
- 業務に合った研修でも、その業務に就いていない人に受けさせる場合は対象外です。
- 計画届を研修開始の1か月前までに出す
- 訓練計画届は研修開始日の6か月前から1か月前までに提出します。1か月を切ると、その研修では使えません。
- 研修時間の8割以上に出席する
- 8割に届かなかった受講者の分は助成されません。
- 講師が身内でない
- 令和8年4月8日の改正で、代表者の3親等以内の親族が講師を務める場合や、親会社・子会社など密接な関係にある相手への支払いは、研修費の助成の対象外になりました。
- 勤務時間内に、対面かライブ配信で行う
- 受講中の給料分の助成(賃金助成)は、勤務時間内に行った研修が対象です。eラーニングは研修費の助成のみで、上限は1人あたり中小企業15万円・大企業10万円、同じ人は1年度に1回までです。
出典:事業展開等リスキリング支援コース パンフレット/支給要領(令和8年8月3日版)/令和8年8月3日改正リーフレット(いずれも厚生労働省・PDF)
よくある質問
プロンプトの書き方を学ぶ研修は、助成金の対象になりますか?
令和8年8月3日の改正で、特定の業務への具体的な適用を伴わない汎用的なプロンプトの作り方を学ぶ訓練や、DXの概念・デジタル技術の概要を学ぶ訓練は、事業展開等リスキリング支援コースの対象外とされました。受講者が担当する特定の業務でAIを使う内容に組み立てれば、対象になり得ます。
計画届はいつまでに出せばよいですか?
訓練計画届は、研修開始日の6か月前から1か月前までに管轄の労働局へ提出します。開始まで1か月を切ると、その研修では助成金を利用できません。支給申請は研修終了日の翌日から2か月以内です。
事業展開等リスキリング支援コースはいつまで使えますか?
厚生労働省は、事業展開等リスキリング支援コースを令和8年度までの時限措置としています。計画届は研修開始の1か月前までに必要なため、利用を考えている場合は早めの準備が必要です。
助成金はいくら戻りますか?
事業展開等リスキリング支援コースの場合、中小企業は研修費(税込)の75%(1人あたり上限30万円、訓練時間10時間以上100時間未満の場合)と、勤務時間内の受講1時間あたり1人1,000円の賃金助成が支給されます。大企業は60%と500円です。助成金は研修終了後の後払いです。
いくら戻るかは 助成金シミュレーター、申請の流れは 人材開発支援助成金で生成AI研修を受ける手順 で詳しく解説しています。